画家シリーズ
ミュージカル『モディリアーニ』『エゴン・シーレ』
6月21日(土)12:30~14:40
HJCULTUREの新たな始動、連作シリーズ
二作は同時代を生きた二人の画家の絵に彼らの生涯が写されている芸術と、その人に対する物語を伝えるオムニバス形式の連作公演です。
<モディリアーニ>
実在するものでも虚構でもない、無意識を描いた画家、アメデオ・モディリアーニ。命の最後の瞬間、アメデオは自画像を描き、自身の生涯を振り返り始める。
アメデオは絵に込めた無意識を人々に見てほしいと願うが、世間は彼に正解を強要するばかりだった。そんな時、世の中に向き合い堂々と画家になる夢を思い描いていたジャンヌ・エビュテルヌと出会い恋に落ちる。二人はともに絵を描き始め幸せな日々を過ごしていく。
ある日、アメデオは生まれて初めて個展を開くことになった。アメデオは自分のすべてを理解してくれるジャンヌの励ましに背中を押され、今度こそ人々が自分の絵に込められた無意識を見てくれるかもしれないと考えたが・・・
鏡の中の自分を見つめながら何度も自画像を描き残した画家、エゴン・シーレ。1918年、新たな時代を切り開くウィーン分離派の展示会で、エゴン・シーレの絵は中央展示室に飾られることになった。プライド高きエゴン・シーレは自ら解説者となり絵にまつわる話を聞かせてみせた。
幼いころから飛びぬけた才能を持っていた彼は最高の美術学校であるウィーン美術アカデミーに入学する。初めてウィーンに上京したエゴンは、夢を膨らませながら絵を描いていくが、アカデミーの強圧的で保守的な教育に適応できずにいた。そんな時、新たな時代の美術が必要だと「ウィーン分離派」の会長であるクリムトに出会い刺激され、「新芸術家集団」を結成し自分だけの芸術を展開してく。さらに芸術的な同僚であり恋人のワリー・ノイツェルに出会い、エゴンの芸術世界はさらに深みを増していく。そんなある日、突然エゴンは牢獄に閉じ込められることになるが・・・


